パーソナルブランディングとは?

F.A.N パーソナル・ブランディングで活躍する
あるメンバーから興味深い話を聞きました。



名刺交換をして気づいたのは、その男性が大学教授だということでした。
資格更新の為に参加した研修の、グループ討議でのことです。

なかなか意見を言わない大人しい方で、
名刺に大学教授とあったが、本当にそうなのか疑ってしまうほどでした。

私は大学名を見て、
「この方知ってますよ」と知人の名前を告げると
その男性は安心した顔になり、
来年度は大学が縮小する為に自主退職を募っていることを話しだしたのです。

そして「自主退職したら、次はないから辞めるわけにはいかない」と、
小さな声でつぶやくように言いました。

私は肩書きとその男性の様子に、大きなギャップを感じました。
ご本人は気がついてはいないようですが。
その方自身、きっとギャップを埋めていく為の手法は
いろいろご存じのはずなんですが、自分のこととなるとなかなか難しいようです。


そんな話でした。

自分のことを客観的に見つめる為に、
自分をビデオに撮って見たり、
誰かに話している様子を見てもらい意見を聞いたりするのは良く使われる方法です。
それも独りで行うよりも、誰かと共に行う方が効果が高いようです。

パーソナル・ブランディングを作り上げていく為の様々な手法を使い、
能動的に自分を見つめる作業を積み重ねると、やがて変化が起きてきます。
本来の自分が、自分らしく振る舞えるようになったら、
「次は仕事がない」なんていう考えは浮かんではこないでしょう。
自分らしく仕事をする為には何をすれば良いかが見えてくるはずですから。